製品案内

噴流式高効率溶解装置 ADDOX CFJデバイス

高濃度酵素により効率の高い曝気を実現

既存の空気曝気方式の排水処理施設に取り付けて使用します。空気中の酸素を取り込んで90%以上に濃縮し、さらに噴流式溶解装置により処理水に90%以上溶解させた後、流量調整槽内に送り込みます。
効率よく曝気槽内の溶存酸素濃度を高い値に維持する事ができますので、消費電力削減につながります。過曝気などが発生する事もありません。

また、汚水中に溶け込んだ酸素は気泡ではなく分子状態にありますので、有機物等の酸化反応が早く、微生物等の活性化を促進しますので、汚泥の削減が可能となります。二次的な課題である処理系の悪臭問題や生物処理不良等の改善も期待できます。

噴流式高効率溶解装置とは…

特徴

1・高い効率での運用ができます

噴流ボックス内に発生する流体現象によりロスの少ない曝気(特許)が可能です。

既存曝気との溶解効率比較

曝気方式

原料 溶解効率
散気管方式 空気 1~5%
散気管方式 酸素 5~10%
エジェクター方式 空気 10~20%
噴流方式 酸素 90%以上
2・飽和濃度を超える高濃度酸素溶解が可能

水温20℃において最大35mg/L(※1)レベルまで溶存酸素濃度を上げる事ができます。※1循環処理の場合

3・装置が小型な省スペース設計

必要なスペースが小さく改修工事などを必要としないため、既設のままでの運用が可能です

4・少ない初期投資と維持費

初期投資額が低く、電力消費が少ないシステム設計です。
また、既存の曝気エアー量の削減も可能です

効果

1・酸化分解力が向上

高い溶存酸素濃度により酸化分解力が向上し、負荷変動に強く、流入負荷の分解が促進されます。

2・汚泥を削減

生物処理の活性化により、汚泥の削減が可能となり、余剰汚泥の減容化を促進します。

3・臭気などの発生抑制

気散ガス量が少なく、好気性環境となるので、臭気などの発生抑制が可能です。

4・メンテナンスが容易

装置のメンテナンスは容易で、ランニングコストも低く運用できます。

噴流ボックス内部でコアンダ効果により発生した、左右に激しく発振する渦流で効果の良い曝気を行います。

空気中酸素構成 20.9%
酸素溶解率 1.0~20%
飽和濃度 20℃ 8.84mg/L

濃縮酸素 90%以上
酸素溶解率 90%以上
溶存酸素濃度 20℃ 35mg/L

システム装置構成

システムの設置例

システムの導入事例

濃縮酸素溶解システム運転開始:平成20年9月17日

ブロワー電気使用量 50%削減

(システム稼働1年経過後)

汚泥引抜量 20%削減

(システム稼働1年経過後の予定)

※物件により、削減率に若干の違いがあります

その他の導入事例

製紙会社工場(臭気対策)

処理量4,000m3/日

乳製品工場(汚泥・電気代削減)

処理量640m3/日

食品工場(能力アップ)

処理量300m3/日

東京都内ショッピングセンターでも、臭気対策として導入されています。

ADDOX CFJデバイスの動画は
こちらでご覧いただけます。

海産物への酸素供給量にも活用

高濃度酸素が溶解した海水で、観賞魚飼育や海産物の鮮度維持

観賞魚の飼育へのADDOXシステム・CFJデバイスの活用

導入の事例

某ペットショップ殿にて
試験期間:平成23年8月××日~9月××日(34日間)
試験品目:ADDOXシステム(濃縮酸素溶解システム)を展示用海水槽にて使用した時の性能
試験目的:
(1)同数・同容量の海水槽を対象に、通常の飼育状態とADDOXシステムによる高濃度酸素環境下での生体のロス(死亡数)を比較する。
(2)その他、生育状態の安定等、状況変化を評価する 。

概略図

状況写真

結果および評価

死亡削減額

1系統あたり28匹(49-21)の死亡削減となるので、
28匹×1,502円=42,056円の削減となる。
※全海水槽(3系統)に導入した場合は、約126,000円/月の削減になる。

その他の評価
  • 白点病の発症が低下
  • 生体の活性が高く、見栄えがよい。
  • ろ過性能の安定
  • 藻類コケ類の抑制が見られる。

のり生産加工へのADDOXシステム・CFJデバイスの活用

現状

苔の生産加工において、板海苔に加工する間、活性貯蔵タンクで鮮度維持の為、新鮮な海水を注入して撹拌しています。
この間、海苔も生き物であることから呼吸のため酸素が不可欠です。

目的

この活性貯蔵タンクにおいて、海水に自然に含まれる酸素では不足することから、高い効率の酸素供給が必要であり、鮮度維持効果の向上が望まれます。

期待される効果

1)鮮度維持を向上させることにより、重量の目減りが減少する。
 →結果的に製造枚数の増加
2)鮮度維持を向上させることにより、海苔の色落ちが減少する。
 →商品価値の維持、さらに向上
※H22年度に県西部で予備試験を実施し、製造枚数の増産等の効果を確認しました。
※H23年度には、県東部にて、県のご協力の上、試験をおこない、商品価値の向上により販売価格の上昇につながったとの結果を得ています。

方法の一例


写真1:濃縮酸素溶解装置


写真2:活性貯蔵タンク

あさりパックへのADDOXシステム・CFJデバイスの活用

あさりパックにおける、鮮度保持の為封入する海水に、CFJデバイスを利用して、鮮度保持の効果を向上させることが可能です。

通常海水使用

☆加工時
平成24年 5月 22日
溶存酸素濃度(DO)
10㎎/L

☆開封時
平成24年 5月 25日
溶存酸素濃度(DO)
0.67㎎/L

濃縮酸素溶解海水使用

☆加工時
平成24年 5月 22日
溶存酸素濃度(DO)
47㎎/L

☆開封時
平成24年 5月 25日
溶存酸素濃度(DO)
1.0㎎/L

封入海水の比較

☆開封時
平成24年 5月 25日
左:濃縮酸素溶解海水使用
右:通常海水使用
★通常海水は溶存酸素濃度が低く、海水自体に濁りがみられ、臭いが強い状態となっています。
★濃縮酸素溶解海水は透明度が高く、臭いも薄いことから、鮮度保持に有効と言えます。